高齢化社会の今、だれもが望むのは「100年使える脳」。
開頭手術やMRIの画像診断などを含め、1万人以上の脳を診てきた脳の名医が、実際に診療室で患者にアドバイスし、自身も実践中である「脳のメンテナンス法」を公開。
- 著者:石川久
- 発行:主婦と生活社
- 発売:2025年10月31日(金)
- 定価:1650円(本体1500円+税)
- ISBN:978-4-391-16579-1
- 頁数:192P
かつて、頭部に命に関わる重傷を負い、5回にわたる手術によって生かされた医師が身をもって体験し、さらに医師として救急医療と全身管理に力を注いできたからこそたどりついた「脳」に効く生活習慣術とは?
感覚、言語、運動、生命維持と人のあらゆる営みを司る脳。
その脳の疾患は、要介護や寝たきりにつながることも多く、患者の生活を左右します。
とくに認知症や頭痛、脳卒中などの脳の疾患を予防するには「脳の血流」が重要で、その血流を維持できる体をつくるには、日常の立ち方や歩き方などがカギになってくると著者の石川久さんは語ります。
脳は大量の糖と酸素を消費するのですが、それを供給しているのが脳全体に張りめぐらされている血であり、その血流をよくするための体の幹となるのは、頭蓋骨から背骨、骨盤へと続く体のバランス。
「ですから私は外来でも、患者さんが診察室に入ってこられたときの歩き方や、骨盤の使い方で、患者さんの状態を推察してから診療を進めています」
脳の血流をよくするために意識したいのが「骨盤」で、骨盤を支える筋肉が全身で最も大きな代謝を生み出しているのと、下半身と上半身を結ぶ重要な血管が通っているのがその理由。
血流によくないのが、「姿勢の悪さ」と「座りっぱなし」生活。立ち方、座り方、歩き方といった日常の立ち無振る舞いを見直せば、血流改善は可能です。
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